いよいよ上京。私はデッキにムラヤマのドラムセットを積込んで、
大阪駅発22:30寝台急行「月光」三等寝台で東京へ向かった。
「タケちゃん、頑張れよ」
津田も北野も目を赤くして私を見送ってくれた。昭和31年 猪俣猛20歳